Contemporary Art
極小美術館
《企画展》
Art Exhibition
極小美術館が厳選した有能な作家の「企画展」を開催しています。
山本 真一 展
2024年9月29日~2024年10月27日
山本真一の
「不在から実在へ」のマジック
古川秀昭
(OKBギャラリー館長、前岐阜県美術館館長)
山本真一が「墨」に対しての取り組を明確に意識的するようになったのは2006年の「雪舟の里総社 墨彩画 2006 雪舟大賞」展での大賞受賞からであろう。山本は自ら受賞当時のことを「…それまでの作風を続けていくか否かのアンビバレントな状態に陥っていた…」と語っている。確かに2014年の岐阜県美術館での「今をいろどる~現代日本画の世界」展や二年前2022年の極小美術館での個展においてもその大画面は墨一色であった。ただ山本の場合の水墨は、いわゆる朦朧体や伝統的な「たらしこみ」技法からは遠く離れた山本流の水墨である。また技法的に高度に磨かれた線描などの画面でもない。むしろ木版や銅板による版画作品にみられても不思議はない画面である。……
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《エスポワール展》
Espoir
若い作家の優れた作品を紹介する「espoir(エスポワール)展」を 企画・開催しています。
加藤 誉使子 展
2024年9月29日~2024年10月27日
「みのり」を描いて「いのり」を捧ぐ
青山訓子
(岐阜県美術館学芸員)
2024年6月、加藤誉使子さんのアトリエを訪問し、極小美術館での個展へ向けて制作の様子を拝見した。数年前から使用している共同アトリエで、加納高校での教え子さんから誘われ入居したという。同じ空間内で制作者同士の息づかいを感じる場所で刺激を受けながら取り組んでいたのは、80号の新作で、舐瓜を半分に切った断面が明るい色彩でキャンバスいっぱいに描かれようとしていた。また、コンビニスイーツを思わせるカップに入ったゼリーもしくはムースを描いた作品もあった。水色の背景に、オレンジ、レモンイエロー、朱赤、ピンクといった暖色系で表されたモチーフは、工場で大量生産される人工的な食べ物のイメージが際立っていた。……
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《館外企画展》
「初雪の気配」
2019年10月16日~2019年11月 3日
[ 臼井千里インスタレーション ]
「月 待つ庭。」
2018年10月2日~2018年10月21日
[ 林 孝子インスタレーション ]
「百年に、落花。」
2018年 5月22日~2018年 7月 5日
[ 高北幸矢インスタレーション ]
《会場》日本料理 後楽荘 ※極小美術館企画
〒500-8034 岐阜県岐阜市本町1-31
TEL・058-264-0027 FAX・058-264-2741
《極小美術館の若手作家》
飛騨高山現代美術展2008
2008年11月30日~12月7日開催
極小美術館開設準備室当時のPOCOLOCOアートスクールとの共同企画。岐阜県高山市の里山フィールドとギャラリー『遊朴館』で同時開催しました。