Contemporary Art
極小美術館
《企画展》
Art Exhibition
極小美術館が厳選した有能な作家の「企画展」を開催しています。


増川 寿一 展
2022年5月1日~2022年6月5日
増川寿一の作品
「Island」をめぐって
天野太郎
(東京オペラシティアートギャラリー
チーフ・キュレーター)
今回の増川寿一の作品「Island」は、いりや画廊で2022年に企画された「壁11㎡の彫刻展」の出品作(ちなみに作品名も同じ「Island」)の流れを汲むものである。
ところで、増川の作品は、1986年の初個展から1992年くらいまで、立体的な作品、それも一つの自己完結した構造体としての作品の時代が続いた。これは、そもそも、増川が大学で彫刻を学んだことを強く反映している。その後、1995年から現在に至るまで、そうした形態の作品から、必ずしも立体的な構造を持たない、素材も樹脂や塩など、そしてメディウムも映像、写真と多様化しながら展開してきている。
この出品作「Island」は、素材が……
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《エスポワール展》
Espoir
若い作家の優れた作品を紹介する「espoir(エスポワール)展」を 企画・開催しています。


別所 洋輝 展
2022年5月1日~2022年6月5日
曖昧を捉える眼
中村暁子
(金城学院大学非常勤講師)
別所洋輝さんの作品には、しばしばペラペラの人型が登場する。紙を切り抜いたかのようなイメージのそれらの人型は、表情も読めず、肉体的なものも感じさせない。一見すると、人であって人ではなく、現実と虚構の間にあるような存在だ。そのくせ、どこかユーモラスでもあり、ファンタジーの中から抜け出してきた人のようでもある。そこには多義性が秘められているようだ。
この人型に象徴されるイメージは、別所さんの絵全体に繰り広げられている。車やオブジェ的なもの、バケツやストロー、カラフルな石など、様々なモティーフが絵の中に描き込まれているが、それらはノスタルジックでありつつ、現実と虚構の媒介者のように働いている。人であって人でないような曖昧さ、現実と虚構の間の曖昧さが……
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《館外企画展》
「初雪の気配」
2019年10月16日~2019年11月 3日
[ 臼井千里インスタレーション ]
「月 待つ庭。」
2018年10月2日~2018年10月21日
[ 林 孝子インスタレーション ]
「百年に、落花。」
2018年 5月22日~2018年 7月 5日
[ 高北幸矢インスタレーション ]
《会場》日本料理 後楽荘 ※極小美術館企画
〒500-8034 岐阜県岐阜市本町1-31
TEL・058-264-0027 FAX・058-264-2741
《極小美術館の若手作家》
飛騨高山現代美術展2008
2008年11月30日~12月7日開催
極小美術館開設準備室当時のPOCOLOCOアートスクールとの共同企画。岐阜県高山市の里山フィールドとギャラリー『遊朴館』で同時開催しました。
